職場での怒り方

会社で部下を怒ることもあるでしょうし、怒る対象はさまざまだと思います。
この怒り方、下手だと人間関係が壊れてしまうことを知っているでしょうか。

反社会学講座や統計データ、歴史資料を読みながら社会通念にかなり鋭い突っ込みを入れている著者が書いたこの本は、テーマがつまり怒りと叱りです。

今の日本ではありえない話かもしれませんが、昭和の時代では、近所のおじさん、おばさんもわが子のように他の子供を怒ってくれた時代がありました。

これは今では昔話になっているのですが、当時の新聞の投書なども元にしつつ一刀両断しているのがとても興味深いです。
電車の中で騒いでいる子供に、化粧を電車の中でする女性も、実は昔からいたのです。

そして昔のほうがしかっていたというのは実は眉唾物だと著者は言います。
そしてしかってくれる大人待望論、これは、笑止千万とのことです。

あちこちで自身が叱り歩いているのに、今の時代感謝されたり人から尊敬されることはないといいます。

昔の時代を美化して、そして懐かしんでいるだけでは、今の日本を変えることなどできないでしょう。
だからこそ、著者は自分が経験してきたことなどを元にしています。

どうすれば効果的にしかることができるのか、怒り方にはコツがあってそのコツというのはどのようなものなのかということについて紹介してくれています。

怒り方のコツ

少し紹介するとコツの三原則は「まじめな顔をして」そして「すぐに」「具体的に」怒るのがいいようです。
それができれば誰だって苦労はしないよという意見が飛び交いそうです。

そうした考えについても、注意して暴力を受ける可能性があることや、相手が行動を改善してくれる可能性はどの程度の確立であるのかということを具体的に表示しつつ、叱るということに対してのハードルを下げて説得するという力の入れ具合です。

相手に無視されたとしても、公衆の面前で注意されたということそのものが恥をかかせたことになります。

それは注意した人が勝っているのでその人が怒られたことに関して改心しまいが、響かなかったとしても関係がないのだそうです。
確かに言っていることは納得です。

怒る、それは相手が嫌いだから攻撃していることではなくて、コミュニケーションとしての1つ。
人間関係が怒ることによって壊れてしまっているというのは怒ったから壊れたというよりも怒り方がだめだったということにこの本は焦点を置いてくれています。

もしこれまでに怒って人間関係が悪くなってしまったという人はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。